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年に一回、椿山荘のおいしい料理をいただき、どうやら飲み放題の酒を酌み交わしながら「安積」に学んだお互いの縁を噛みしめつつ友と語らうことは、正しく至福の一時ということができる。また、参加するすべての人にとって、至福の一時となるよう、会員諸兄の協力と努力をお願いしたいと考える。
(東京桑野会会長 古川 清)

古川 清
東京桑野会会長
[会長挨拶]  2009年 4月 1日
 科学技術の進歩により地球はどんどん小さくなって来ている。昨年郡山に帰った時に聞いた話だが、郡山から東京の大学に定期券で新幹線通学をしている女子学生が何人かいるらしい。東京駅まで1時間20分で着くのだから特に驚く程の事ではないと言われればそれ迄の話だが随分と変わったものだ。私が幼い頃は、東京に出掛ける時はご近所に挨拶に回ったものだし、帰ってきたという方から浅草の「雷おこし」の土産を貰った記憶がある。大学生の時、学割では急行が使えなかったので各駅停車の鈍行で行くと終点の上野駅迄7時間半も掛かった。今や郡山から東京に行くのは「旅」ではなくなったのである。
 この様な現象は同窓会や県人会などの「ふるさと組織」に影響を与えている。即ち若い世代は、他にも理由があるとは思うが、この様な組織に加わることに昔程の熱意を持たなくなって来ているらしいのだ。おそらく首都圏全体が郡山生活圏の延長として観念される状況になりつつあるので、「ふるさとは遠きにありて思ふもの(室生犀星)」に当てはまらなくなっているのであろう。
 他方、恒常的なメンバーの新陳代謝がなければ同窓会の様な組織は衰退せざるを得ない。幸いなことに、東京桑野会に関する限り、ここ数年来、年次総会に参加する若い世代の数は増加傾向にある。会員諸兄の協力を得てこの傾向を一層強いものにして行きたい。特に現在の様に「百年に一度」の経済的不況が世界を覆い、世相にも暗さが漂っている時こそ東京桑野会は光輝く存在になって欲しいと願っている。
 (東京桑野会会長 古川 清)
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